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田んぼ物語~第1章復田~泥沼の感動
2011 / 02 / 26 ( Sat )
田んぼ物語第1章復田~泥沼の感動
いしかわ はるか

あるところに損保ジャパンCSOラーニング生とその友人、アサザ基金と田んぼをみんなで耕すこのプロジェクトに共感して今回の復田イベントに参加した多くの方々がおりました。

家路を辿れば、またいつも通りの日常に戻るこの平和な日本のどこかで生活する、男女30数名が、2011年2月26日牛久の耕作放棄地に集いました。

hukuden


耕作放棄されて10年以上たつ元田んぼの水路の上には泥や土がいっぱいつもりに積もっていました。
参加者の半数は、大きなスコップを軍手で握り、力を込めて土を掘り返し、水路の復活に尽力しました。
もう、半数は大きなはさみを持って鳥が猟をできるように、視界を切り開いていきました。
私は午前中、水路を掘ることにしました。

元水路の泥沼を掘り進んでいくと、泥がたくさん顔や体に跳ね返って、きたなくなりました。
それを拭おうと泥のへばりついた軍手で顔を拭いたので、さらに顔が泥まみれになって、
途方に暮れまてしまいました。

それを見た友達は指をさして笑っていました。
私も、何だか一々泥が付くのを気にしているのがばかばかしくなって笑いました。
『泥だらけになったって、汗でびしょびしょになったって別にいい、全然カッコ悪いことない』
と、開き直ることにしました。なぜならば、泥まみれになって汚いと思ったのは、自分だけだったからです。
汚れた自分の顔を見られるのは、決して恥ずかしいことではありませんでした。

世の中には、「そんなことに必死になって」って馬鹿にする人もいるし、
「カッタるい」とか言って、誰かに期待している人の方が多いと思います。

ゆず「傍観者」

そんな中で、私たちは勇気を出して靴の紐を結んで牛久市の耕作放棄地にやってきました。
朝早く起きて電車に揺られて、泥沼に分け入ることは、勇気のいることでした。
出来れば汚れたくないと思っていましたが、一度泥にはまってみると、泥沼の中は、感動でいっぱいでした。

泥沼を掘り進んでいくと、泥が持ち上がっている箇所を発見しました。
湧水です。
湧水が、滾々(コンコン)と湧き出ていました。
「ぅわぁ!」と、息をのんで感動しました。
湧水の近くには、沢蟹も生きていて、その生命力に驚嘆しました。
掘り進んでいくうちにベージュ色のたくさんの小さな卵を見つけたので、
「見て、卵があるよ!」と、はしゃぎました。
それは10数年前に流行ったビービー弾だったので、お腹を抱えて笑いました。

この、小さな発見に対する『Wow!』という感動の感覚は、忘れていた感覚でした。
Rachel Carsonの言う”Sense of Wonder”とは、このことかもしれません。

レイチェルカーソン「感性の森センス・オブ・ワンダー」


小さい頃の文字を覚えたり虫を見つけたり、早く走れるようになったりしたときの驚きの感覚に似ていました。
今後、何か新しい知識を身につけるときも、純真な気持ちで知らなかった事実や知識に対して感動しながら、
生きた知識tangible knowledgeを習得したいと思いました。

楽しく水路を掘っていくうちに、ふと、どんどん自分の足が深く、深く、泥沼に引きずりこまれていました。
沈んでいることに気づき、自力で足を持ち上げましたが出られません。
例えようのない泥の重さで足が埋まっていることに気が付いて、それはもう不安でした。
『もう、泥沼から出られないのかな』、と一瞬にして怖くなり、慌てふためきました。
何度も堆積した泥で重くなった足を踏み上げて脱出を試みました。
しかし、もがけばもがくほど泥沼の奥へ、奥へ沈んでいきました。

「私が出られなくなったら、引っ張り出してね。」と、近くで作業をしていたお友達にお願いしました。
「大丈夫だよ、引っ張ってあげるから。」と、言って、彼はにっこり微笑みました。

de suiro

その一言に、心からホッと安堵したことを覚えています。泥沼に対する恐怖心も薄れ、手を伸ばすと、すぐに救い出してくれて、感動しました。

午後は、感動したことや思いを画用紙に込めて、クレヨンで絵や今後の日程を書きました。
iphone_20110226182105.jpg

1枚目は、「復田しました」という文字を、管理人の棚田君が書いたカッパがトキに乗ってやってくる
というワクワク感が伝わるような絵の上に載せました。

2枚目に、目的や耕作放棄地の理想とする姿を描きました。田んぼを再生させることによって、
きれいな水と生き物の憩いの場を取り戻し、最終的にカッパすら戻ってくる理想郷のイメージを
画用紙と板版の両方にみんなで協力して描きました。

3枚目に収穫したお米は、大形屋さんという漁師さんでありせんべいの生産・販売店さんが、
「まじめな漁師せんべい」を作るのに使いますということを書きました。
密漁によらないエビと自然農法によるもち米で、おいしいおせんべい作りに貢献します。

4枚目には、田植え、草刈、稲刈り、脱穀の予定日を告知させていただきました。
田植え:5/14(土)予備日15(日)
草取り: 6/25(土)-26(日)予備日7/2-3
稲刈り:9/17(土)予備日18(日)
脱穀 :10/1(土)予備日2(日)

ご近所の皆様の関心を引くような看板が、作成できたのではないかと思います。
参加してくれたラーニング生の皆様、感動を分かち合えて、楽しかったです。

筋肉痛になるほど沢山動いてくれて、本当にありがとうございました。
また、来てください。田んぼへ来て頂いた皆様一人一人が主人公です。
今回これなかった方々も、5月14日の田植えで会いましょう❤

田んぼ物語第1章復田~泥沼の感動
おしまい

つづく

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テーマ:エコな暮らし - ジャンル:ライフ

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